オヴニー川柳倶楽部:7月1日号 2015-07-11 川柳倶楽部 0 パリ暮らし 時事(zizi)にも強い十年目( パリ在住女性 42歳 ) 刻まれど ツマにもなれぬ マグロかな( 選者 ) 女性が年季を積み、どんな時事 (zizi) 問題でもこなせるとは大したものだが、調子に乗るのもいい加減にせい、ということで、この返句。喝!(選者 兎三久斎) [...]
ユゴーの食風景 -12- 2015-07-10 ノルマンディーの作家と食 他 0 誌、演劇、小説などあらゆる分野で傑作を残したユゴーは、フランスを代表する文化人。普遍的なその作品は、時代を超えて世界中の読者に愛されている。でも、ルイ・アラゴンが後年にふれているように、権威ある教授陣などからは、ユゴーのスタイルは「繊細さにかけていて、悪趣味だ」などと揶揄(やゆ [...]
女たちの才気の街角 ダンフェール界隈 2015-07-07 ディアスポラ 0 女優の故・森光子さんは、芸術座の舞台『放浪記』で見せる、でんぐり返りがトレードマークだった。原作にはない演技だそうだが、作者の林芙美子(1903~51年)の生涯を巧みに表現している。山口県の貧しい家庭に生まれ、いくつもの転機を経て、ペン一本で時代の寵児となった芙美子にとって19 [...]
文化ヒカク:日仏スポクラ事情 6月15日号 2015-06-26 日仏文化ヒカク 0 忘我の境地への異なるアプローチ 筋トレ系、ダンス系、格闘技系など、多種多様なスタジオレッスンがあるのは、日本もフランスも同じだが、イントラと会員の距離感覚となると、まったく違う。 日本だとイントラは、お客様である会員に対して、運動を指導するだけじゃなく、サービスを提供する《店員》 [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -3- 2015-06-20 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらのリンクからどうぞ。www.azisaka.com/blog [...]
オヴニー川柳倶楽部:6月1日号 2015-06-12 川柳倶楽部 0 大根が並んで往きぬ初夏のパリ( 13区 八百八さん ) ゴルチエを囚人服と呼ぶ親父( サンドニ 着道楽さん ) 俳句では 「大根」は冬の季語だが、川柳ではやはり夏の季語だろう。グランパレのゴルチエも今が見頃、ユーモアやゲイ術の旬な一瞬をとらえた2句。 (選者 兎三久斎) [...]
ユゴーの食風景-11- 2015-06-05 ノルマンディーの作家と食 他 0 ユゴーは赤身の肉、特に羊の肉が好物だった。食事のメニューを変えることを好まず、何度でも同じものを繰り返し食べたという。 それは、ワインにしても同じこと。自作の演劇『L’intervention』(1866年)に登場するセルピヴラック男爵には「サヴォワのワインとフラン [...]
移民と 『蜘蛛の糸』 (イラク) 2015-06-04 ディアスポラ 0 「移民に一番厳しいのは、実は移民出身の政治家たちさ」。13区の中華街のカフェで、社会学者スビ・トマさんはそう言った。好々爺の外見とは似つかぬ毅然(きぜん)とした口調に、ふと芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を思い出した。地獄におちた極悪人のカンダタを救ってやろうと仏様が一本の [...]
文化ヒカク:日仏スポクラ事情 5月15日号 2015-05-23 日仏文化ヒカク 0 郷に入ったら郷に従え。 ぶつかる、ぶつけられるのが当たり前、ピッカピカの新車を大切にパリで乗ろうなんて考えがそもそもの間違い。これと同じで、レッスンごとに新商品ウエアのお披露目会にすらなりえる日本のスタジオレッスンと違って、パリは着の身着のまま。靴を履き替えることもないから、床も [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -2- 2015-05-19 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらのリンクからどうぞ。www.azisaka.com/blog [...]