2月1日(金)
吉本興業の夫婦漫才、おしどりマコ・ケンさん。福島原発事故後、東京電力の対応と事故の様々な影響を追い、現地取材を行ってきたふたりが来仏し、INALCO(国立東洋言語文化研究所)の講堂にて講演会。テーマは「原子力と民主主義」。無料 。
おしどりマコさんは、2011年のフクシマ原発事故の後、ジャーナリストとしてフクシマの現状をずっと取材し続けてきた。実生活で夫であり、漫才コンビのパートナーであるおしどりケンさんは、針金で政治諷刺的なモティーフのオブジェを創作するアーティストでもあり、取材で写真と記録を担当し、講演でもマコさんをサポートする。マコさんは政府や記者クラブによる報道規制に反対し、限りなく自由な報道を目指すジャーナリストによって創立された「自由報道協会」に所属しながらその理事を務めている。
マコさんはかつて大学で医学部に進学したものの、1995年の阪神・淡路大震災後帰郷し「医学では人は救えない、お笑いこそが癒しだ」とアコーディオンを弾きながら芸人として活動を開始。フクシマ原発事故が起きてからは、健康、自然、環境、社会への原発事故の影響、原発労働者の置かれている状況、フクシマとその周辺に住む人々の状況、東電の原発事故に対する反応をずっと取材している。東電の記者会見でも詳しい知識を携え、鋭い質問をすることで恐れられる人物でもある。
ふたりは2013年から毎年、主にドイツで、福島第一原発事故とその影響について市民や高校生に向けて講演を行ってきた。今回が、フランスでは初の講演会となる。
INALCO(Amphi1)
Adresse : 65 rue des Grands Moulins, 75013 Parisアクセス : M°Bibliothèque F.Mitterrand
16h30-19h30