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仏人ジェラール・ムル氏(74)がレーザー物理学分野で米、カナダ人とともにノーベル物理学賞を受賞した。30年の米滞在後、2005年に帰国したエコール・ポリテクニクのムル教授は、米時代の教え子ドナ・ストリックランド氏とともに、レーザー光のパルスを高強度にする方法を開発。同技術はレーザーによる視力回復手術などに応用されている。ストリックランド氏は物理学賞を受賞した55年ぶり3人目の女性。米アーサー・アシュキン氏は細胞や微粒子をレーザービームを利用して捕獲する「光ピンセット」の手法を確立した。