4月18日(水)
パリのレアールにあるサン・トュスタッシュ教会のパイプオルガンはフランス最大。8千本近いパイプを持つ。毎日曜17h30からは、その壮大なサウンドを聴ける(無料)。
18日(水)20h30は、この教会の首席オルガニストのトマ・オスピタルとダヴィッド・モラール指揮によるイル・ド・フランス青年管弦楽団で、サンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」とプーランクのオルガン協奏曲。
サンサーンスの交響曲は、美しいメロディーが次々と現れるが、少々大げさで表面的。第2、第4楽章で登場するオルガンも他の管楽器にまぎれる効果音のようだ。いっぽうプーランクの協奏曲は傑作。オルガンの重厚な響きとティンパニーが対話し弦楽器が優しく入る。1938年の作品だがロマン的な雰囲気にあふれ、その中で和音が微妙に移ろう。管楽器を抜いたオーケストレーションで、オルガンの表情の豊かさを心ゆくまで味わえる。10€/20€。(真)
146 rue Rambuteau 1er
75001 ParisTEL : 01.4236.3105
アクセス : M°Les Halles/Châtelet
予約はhttp://www.billetweb.fr/ojif-recit-du-grand-orgue