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仏医薬品・保健製品安全機関(ANSM)は、てんかんや双極性障害(躁うつ病)の治療薬「Dépakineデパケン」(バルプロ酸ナトリウム)が原因で、これまでに数千人の子どもが重大な障害を負ったとの報告書を発表した。
デパケンは妊婦が服用した場合、奇形および自閉症などの神経発達障害のリスクが増大する。2011〜15年に同薬を服用した妊婦1345人の追跡調査で子どもの重篤な障害が59例判明したことから、ANSMはフランスでの販売が開始された1967年から現在までに、2150〜4100人の子どもが重大な障害を負ったと推計した。