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フランス文学界で最も権威あるゴンクール賞が若手作家レイラ・スリマニ氏(35)の第2作目『Chanson douce』に贈られた。米国のベビーシッターによる子ども殺害事件から着想を得、有能なベビーシッターと雇用者カップルの関係の複雑さと変容を社会的視点も交えて描く作品。同日発表のルノドー賞は戯曲で評価の高いヤスミナ・レザ氏の『Babylone』が受賞。2日に選考されたメディシス賞にはイヴァン・ジャブロンカ氏のノンフィクションと小説の中間的作品『Laëtitia ou la fin des hommes』。