10/30
欧州連合(EU)とカナダが包括的経済貿易協定(CETA)に調印した。当初CETAは27日調印の予定だったが、ワロン地域の反対でベルギー連邦政府の調印が不可能に。その後、ミシェル首相がワロンの説得に成功した。ワロン地域は多国籍企業のEU進出自由化やカナダ農産品の輸入割当が自国の農業を損なうと反対。こうした点ではフランスでもCETA反対の動きがある。関税の99%撤廃を含むCETAは今後、欧州議会の批准を経て、2017年から暫定的に実行されるが、完全発効にはEU加盟国の議会での批准が必要だ。