年末に知人宅でごちそうになった南西料理のカスレにほっぺが落ちそうになった。おいしさの秘訣を問うと、タルブ産白インゲンharicot tarbaisで作るのが重要とのこと。そこでこのインゲン豆を探してたどり着いたのがここ。朝市で知られるアリーグル広場に面した乾物屋さん。創業は1895年。豆類、米類、パスタ、スパイスなどを量り売りする他、ハーブ苗や野菜の種、園芸用品や鳥の餌、食器や買い物カゴなども扱っている。
タルブ産インゲン(18.2€/kg)は高級品だから、必要な分量だけ買えるのは非常に便利だ。ご主人ジョゼさんによれば、地中海沿岸で食されるCornillesという豆(2.3€/kg)やトウモロコシ粉(1.3€/kg)は珍しく、他では見つからない種類のディ・チェコ製のパスタも販売している。そういわれてよく見ると、指輪やテニスラケット状などの面白い形のパスタがいっぱいだ。
Cornilles 豆は、水につけておく必要がなく、30分で煮上がる。レンズ豆のように香味野菜と炊いたら、歯ごたえがあってゴキゲン。また買いに行こう。(里)
La Graineterie du Marché
Adresse : 8 place d'Aligre, 75012 Paris , FranceTEL : 01.4343.2264
アクセス : M° Ledru-Rollin
火~金 9h-13h/16h-19h、 土 9h-13h30/16h-19h30、日9h-13h30。月休。