パリの歩道に設置されている公衆トイレ(無料)の新タイプへの切り替えが着々と進んでいる。パリ市は3月26日から市内400カ所のトイレの刷新をスタート。最初は設置されていても柵で囲んであって使用できないものが多かったが、最近は街のあちこちに新型トイレが増えた。さっそく使ってみると、前のものよりは一回り大きく、明るく、清潔。ドアの開閉もボタン式で簡単だし、鏡やハンドドライヤー、コートかけもある。身障者用の手すりもついており、広くなって車椅子でも使えるようになった。新型トイレには雨水利用システムがあるほか、トイレキャビンを洗浄した水を再利用できるようになっている。さらに、天井から自然光を取り入れて電気を節約、設備資材もすべてリサイクル可能な<エコトイレ>というふれ込みだ。(し)