この号の特集はジャガイモだが、ジャガイモはチーズとも相性がいい。ラクレットというチーズを溶かしてゆでジャガや生ハムにかけて食べるサヴォワ地方の料理ラクレット。玉ネギと炒め合わせたジャガイモに、サヴォワ地方のチーズ、ルブロションをたっぷりのせてオーブンで焼くタルティフレット。湯せんにかけながらマッシュポテトにカンタルチーズを混ぜ入れるオーヴェルニュ地方のアリゴ。
このサヴォワ風サラダは栄養のバランスがよく、これだけで簡単な食事になってしまう。ジャガイモは身がしまったシャルロットやロズヴァル。皮ごと20~30分塩ゆでし、手に持てるようになったら皮をむいて4センチほどの厚さに輪切り。モルトーなどのソーセージもことこと20分ゆでてから、やはり4センチの厚さに輪切り。レタスも食べやすいように手でちぎる。コンテチーズはさいの目でもいいが、熟成のすすんだものなら薄く切った方がいい。ジャガイモとレタスをサラダボウルにとり、好みのドレッシングで和えたら、ソーセージとチーズで飾り、パセリを散らす。(真)