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Atelier Tampon-Ramier | ||
OVNI590号で紹介した、木工家具のニス塗り職人マルクさんのギャラリー。 古くから職人街だったフォブール・サンタントワーヌにアトリエを構えていたころから、芸術を愛するマルクさんはミュージシャンやダンサーたちを招いてコンサートやパフォーマンスを催していた。地区整備でアトリエを退去して今の場所に移ってからもその活動は続け、画家でダンサーのベネディクトさんと意気投合してからは、共同でアソシエーションを立ち上げた。2年前から隣のアトリエをギャラリースペースとして借り切り、ますます活動の幅を広げている。 地上階では年に4回エキスポジションを開催。夜は地下のステージで、アーティストと美術評論家の対談や、即興ジャズのコンサート、ダンス、朗読会、映像作品の上映、自然ワインの試飲会などが行われている。昨年は130回も地下の客席が埋まったそうだ。 既成の画廊などが作り上げるアートトレンドとは全く独立した、自由な精神の創造作品を独自の立場で紹介していこうというマルクさん。彼の組むプラグラムに好奇心を掻き立てられずにはいられない。(仙) |
左ベネディクトさん、右マルクさん。 14 rue Jules Valles 11e 月休 |
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●装飾美術館が10年ぶりにオープン 所蔵15万点(6000点展示)、展示スペース9000m2。展示方法を一新、コレクションも充実させてオープン。祭壇画、装身具、壁紙、家具、ステンドグラス、プラスチック製品など、中世から現在まで人々がより心地よく生活するために創作してきた数々の作品。各時代のインテリアを再現した「ピリオドルーム」は見どころ。月休。 Musee des Arts decoratifs 107 rue de Rivoli 1er ●Norbert PRANGENBERG (1949-) ●Bruno MATHSSON (1907-1988) ●Annees 50a Sevres-L’effet ceramique ●Ernesto NETO (1964-) |
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