6月に緑の党の次期大統領候補に選ばれたアラン・リピエッツさん(53)は、「地球の危機解決策は緑の党が握っていることを示すのが私の仕事だ」と宣言し、拍手を浴びた。ところが、8月はじめコルシカ島に出かけたリピエッツさん、エリニャック官選知事暗殺犯などもふくめ、コルシカ独立運動の政治犯は最終的に恩赦すべきだという内容の爆弾発言。エコロジー政策を二の次にし、政治家が腫れ物のごとく避けているコルシカ問題に触れてしまったのだから、緑の党内部はてんやわんやの大騒ぎになってしまった。 リピエッツさんは理工科学校を卒業したエリートで、70年代には極左グループで熱心な政治活動をおこない、コルシカの独立運動家たちとも親しいという。「党員の信頼に応えるようにしたい」と一時は反省の色を見せたが、その直後に、コルシカ政治犯恩赦の考えは変わらないことを強調。接戦の末大統領候補になれなかったマメールさんは、9月2日、大統領選挙準備委員会を辞任。大統領選では5%の得票率も危ういという声も。(真) |
“Mon travail va être de démontrer que les Verts detiennent les réponses aux crises de la planète.” |