「汗を流し、常に新しいことを試み、危険にさらされなければならない。だからこそ私の歌手生活は長続きするのだ。ごまかさず、金のためでもなく、舞台で大きな喜びを感じて、ファンに敬意を表するのだ」 アリディは、1943年パリ生まれ。幼くして両親に捨てられ叔母が養育にあたったが、学校に行かず通信教育を受ける。15歳の時、プレスリーの映画を見てロックに取り憑かれて歌手の仲間入り。 「ク・ジュテーム」など数多くのヒットを放ち、これまでに一千万枚のレコード売り上げを記録し、世代を超えた幅広い人気で仏ロック界の頂点に40年間も君臨し続けるスーパー・スターだ。 6月のシャン・ド・マルス大野外コンサートでは、チベリ・パリ市長の売名行為に利用された感じだったが、市の巨額の予算をバックにエッフェル塔に再び花火によるシャンペンの雨を降らせ、パリ市民を大いに喜ばせた。歌手生活40周年を記念するオランピア劇場公演(8月25日迄)はすでに満席。(南) |
“Il faut bosser, essayer sans cesse des trucs, se mettre en danger. C’est a cela que je doit ma longevité artistique. Je ne triche pas, je ne fait pas cela pour le pognon, je prends mon pied en scène et je respecte le public.” |