伝統的な味のレストランやブラッスリー、カフェの味にも飽きてしまった方々に、あるいは一人で食事を作るのは面倒という方々におすすめしたい、その名の通りのファミリアルなレストランです。
自ら腕をふるうパトロンのジャン=リュック氏は、家庭料理をあくまでもプロフェッショナルにクリエートすることに情熱を燃やす料理人。パンもパテもソーセージも何もかも手作り。
“Le retour de Rocco” (ロッコの帰還) とか “Deux billets pour Annecy” (アヌシー行き2枚の切符) とどこか意味ありげな料理名も粋です。出てきました “ロッコの帰還”! サラダに囲まれた大皿の中に、チェダー、エマンタル、シェーブルの3種のチーズとハムに暖かく包まれたペンネ。上には、かっきり半熟にゆでられた卵の黄身。おしゃべりに夢中になっているのが残念な熱々のおいしさです。
甘味を控えたいと思っていたのについ手が出てしまうデザート達。ポー(小壺)入りのチョコレートクリームは、小壺ごと蒸し器で蒸された絶品で、もったり重いパリの冬に打ち勝てそうな優しい味。
メニューは3日ごとに変わり、毎日日替わりメインがプラスされます。ランチはメイン、デザート、ワイン一杯で119フラン。ディナーも119フランと139フランのメニューでリーズナブル。奥さんのジェラルディーヌさんの実家で作っている、ふつうのお店では買えないシャンパンも味わえます。フランクなジャン=リュック氏の人柄に惹かれて週に何回も通う地元の人や独身者も多いので要予約!!! (苗)
A la maison
Adresse : 11 rue d'Armaille, 75017TEL : 01 4409 7770
月~金 / 12h-14h30 17h45-22h