ブラッスリーやカフェではサラダはお馴染みのメニューです。バタビアやチコリ、フリゼなど葉の種類も多く、バラエティーに富んでいるのですが、トマトがかさかさに乾いていたり、葉っぱの端っこが茶色くなっちゃったりしている所も結構ありますよね。マレ地区にあるこのお店は、最近のフランスの若者の自然派志向を意識してか、メニューに野菜料理が多いサロン・ド・テ 兼レストランです。鴨の燻製と、表面がキツネ色にこんがり焼き上がった山羊のチーズが乗ったsalade fumée (70F) や、とり肉のボイルの下にキクラゲや乾燥セープ茸のソテーが隠れているsalade de poulet aux champignons (70F) は、これ一皿で十分お腹が一杯になるボリューム。ホワイトドレッシングに少々面白味が欠けるような気もしますが、新鮮な生の葉っぱはそれだけでも十分においしく、体が洗われていくよう。
サラダ以外にも、最近レストランであまり見かけなくなった野菜のポタージュや、子牛のパネとトマト・モッツァレッラと生パスタのバジリコ添え(assiette italienne 88F)、鴨のコンフィと人参のピュレ(80F) と、野菜不足気味になるフランスでの食事にはありがたいメニューです。ワインは、メゾン・ワイン をピシェ (35F)で。でも、きょうは健康志向になって飲み過ぎないようにしましょう。寒い日も多くなってきましたが、天気の良い日にはテラスで食べて体を光合成させてあげましょう。(淑)
Epices et Delices
Adresse : 53 rue Vieille du Temple, 75004 Paris , FranceTEL : 01.4271.1414
月~金/ 8h-0h 土日/12h-0h