エメ・ジャッケ Aime Jacquet W杯で初優勝したフランス・チーム監督 N° 421 1998-08-01 “On a tellement rêvé qu’on a peine y croire. On y a tellement mis de force, on l’a tellement préparé que c’est une grande récompense pour le foot français. “ 「あまりにも夢に見ていたことなので、信じられないくらい…」と目をうるませながらエメ・ジャッケ監督は語った。93年に彼が仏サッカー・チームの監督に就任した時は、94年W杯の予選突破もできなかった最悪の時期。96年の欧州選手権では仏チームを準決勝まで進めたが、地味で無口な性格と守備重視の戦術が災いしてか、ジャッケ監督の評判は芳ばしくなかった。今度のW杯に備えてのテスト・マッチでも、攻撃に決め手を欠いて得点が伸びず、フランス一の発行部数を誇るスポーツ新聞 『l’Equipe』の大見出しに “désenchanteur 幻滅させられる” などと書かれた。しかし決勝戦でブラジルを破ることができたのは、守備陣を思い切って前に出すというジャッケ監督の戦術が功を奏したからだ。「私はジャーナリストたちを決して許さない」とヒーローの怒りは当分おさまりそうもない。 (真) Share on : Recommandé:おすすめ記事 フランスにもいたオモシロ候補。 冬空や青い目玉で五七五! 「人間的な、あまりに人間的な」 ブリュッセルからシャンソンの新風が。 初の依頼人はドンキホーテ? 念願のウィンブルドンで優勝。