国家経済検察局はジェローム・カユザック元予算相を脱税容疑で起訴すると明らかにした。2012年5月から現社会党政権で予算相を務めたカユザック氏はスイスUBS銀行に隠し口座を持っていたことが発覚し13年3月に辞任、同時に捜査が開始された。1992年に開設したUBSの口座には外科医としての収入や製薬会社ファイザーからのコンサルタント業務の報酬など60万ユーロの預金があった。租税回避規制が厳しくなると、2009年にスイスのレイル銀行の助言でお金をシンガポールの銀行に移しパナマ企業名義とした。フランソワ・レイル=レイル銀行会長や、200万ユーロの隠し口座をスイスに持っていたパトリシア・カユザックさん(元妻)も起訴された。元予算相は有罪となれば、最高禁固7年、200万ユーロの罰金。