イタリア系フランス人写真家ベルナール・プロシュ (1945-) は、70年代に初めてイタリアに行き、その後何度もイタリアで写真を撮った。当初は映画作家を目指しており、映画から写真を学んだ。イタリアのネオリアリズム映画も研究したという。新作を見ても、古いイタリア映画の一場面を見ているような錯覚に陥る。行ったことがないのに、懐かしい感じさえする風景である。プロシュには、人々の共通の記憶をよみがえらせる力があるようだ。4/5迄 月火休。
La Maison Européenne de la Photographie :
5/7 rue de Fourcy 4e