パリの超高級ホテル「ロワイヤル・モンソー」の従業員ストが11月6日、35日ぶりに妥結した。非管理職300人の従業員のうち、客室係、調理スタッフ、ウエイターら約70人が10月2日にストを開始。要求は時給2ユーロアップ、任意共済保険(ミュチュエル)の保険料の会社負担70%などで、経営側と従業員の最終的な協議で、給与の3~6%アップ(平均で月給60~103ユーロ増)、ミュチュエル保険料の会社負担60%などで合意した。同ホテルは2007年にカタール資本が買収し、大規模な改装工事を経て2013年に最高級ホテルである「パラス」と認定された。9月にパリのハイアット系ホテルで労組の要求が通ったのを受け、ロワイヤル・モンソーもストに入ったが、労使交渉は難航した。