4月末オープン以来行ってみたいと思っていた、パリの新たなイベント・文化・スポーツ施設「キャロ・デュ・タンプル」にやっと行く機会があった。1863年築の公設市場だった建物を修復・改造したものだが、元の鉄とガラスを基調にした、圧倒されるような美しい構造はそのままに、内部は木をふんだんに用いて温かみを加えている。1階はモードやアートのイベント会場として使用される大ホール(1800m2)と250席の多目的ホール、地下にはダンス、武道、その他のスポーツ、小展覧会などのためのスペースが3つと音響スタジオが1つ。若いアーティストを対象とした支援プログラムもあるそうだ。一般市民向けのダンスやスポーツ教室は9月から始まる。テラス付きのおしゃれなバーもあるので、ふらりと出かけてみるのもいい。(し)