大平原地帯のアメリカインディアンたちによる伝統芸術とその継承を、16世紀から現代までの作品で見せる。17世紀末にスペインから導入された馬は、インディアンの生活と世界観を変えた。伝統的なバイソン狩りは、乗馬によるものに変化した。しかし19世紀後半、白人入植者がバイソンを乱獲したことで、移住生活ができなくなる。皮、肉、骨など、バイソンはすべて利用されていた。バイソンの皮に絵を描いた衣服が何枚も展示されており、圧巻。パッチワークや刺繍を駆使した衣服など、手の込んだ細工の品も多い。現代作家がどのように伝統とインディアンのアイデンティティを意識しているかを見せるビデオもある。
7/20迄(月休)。
Musée du Quai Branly:37 quai Branly 7e
画像:©National Museum of Natural History, Smithsonain Institute,
Washington