11月29日、15カ月の女児を海岸に残して死なせた母親がパリ近郊サン・マンデの自宅で逮捕された。女児は20日にベルク・シュル・メール(パ・ド・カレー県)の海岸で水死体となって発見されたが、引き取る人がなく身元がわからなかった。ところが、女児を連れた女性が19日にパリ北駅を出発し、翌日に1人で戻って来たことを示す映像が防犯カメラに映っていたことから女性の身元が判明、母親ファビエンヌ・カル容疑者(36)逮捕となった。容疑者はセネガル出身のフランス人で無職。自宅で女児を出産し、出生届も出していない。容疑者は、「暗い未来から娘を守る」ために潮が満ちるのを承知で女児を海岸に置き去りにしたと自供した。また、同居する男性(63)との生活と育児との両立が難しかったと供述している