ジェーン・バーキンら著名人20人が11月21日にトビラ法相を支援する10万人の署名を法務省に届けた。法相に対する人種差別発言が続いたことを受けたもの。10月17日に国民戦線党(FN)の市議会議員選候補アンヌ=ソフィー・ルクレール氏が法相を猿にたとえる発言をしたのを皮切りに、25日の法相アンジェ訪問の際には同性婚反対デモ参加者が「雌猿」と呼び、11月13日付の極右週刊誌「Minute」は法相を「猿のように抜け目のない」と揶揄(やゆ)した。法相自身は提訴しなかったが、エロー首相や反人種差別団体が同誌やルクレール氏を相手取って提訴。11日にはアンジェで人種差別に反対するデモに1300人〜3000人が参加した。