国立経済統計研究所(INSEE)が8月14日に公表したところによると、フランスの第2四半期の国内総生産(GDP)は第1四半期比で0.5%上昇した。2011年第1四半期以来の成長率だ。INSEEは国内消費の活性化が主な要因としている。モスコヴィシ経済相は「当初の予測を上回るこの数字は、フランス経済の景気後退からの脱出を証明するもの」と歓迎。一方、欧州委員会の統計部門ユーロスタットも同日、欧州連合(EU)およびユーロ圏の第2四半期のGDPが0.3%成長したと発表した。EU加盟国27カ国のうち、ギリシヤ、イタリアなど7カ国は依然マイナス成長だが、ドイツ0.7%、英国0.6%の成長率で、経済の好転がうかがえる。