英国で販売されている、スウェーデンの食品メーカー「フィンダス」商標の冷凍ラザニアに、馬肉が使われていたことを英当局が2月7日に明らかにしたことから、欧州規模の事件に発展している。同商品はフランスのコミジェル社によってルクセンブルクで製造。同社によると、問題の馬肉はルーマニアからフランス食肉加工業者スパンゲロ社を通して牛肉として輸入されたものと判明。コミジェル社はフランス産として購入したと弁明。仏フィンダス社とスパンゲロ社は、ルーマニアの食肉業者を訴える構え。またフィンダス本社は、コミジェル社とスパンゲロ社を訴える意向を明らかに。フィンダス社および英、仏、スウェーデンなどの小売店はフィンダス社あるいはコミジェル社製造のラザニアなどの冷凍食品を8日から回収し始めた。フランス消費競争不正防止局は、偽造表示がどの時点で行われたかについて調査を開始した。