書籍・マルチメディアのチェーン、ヴァージン・メガストア社は1月9日、パリ商事裁判所に会社更生法の適用を申請した。同裁判所は今後、再建か倒産かを審理する。同店はフランス全国に26店のチェーン展開しており、1000人の従業員がいる。インターネット上での販売やダウンロードのために、音楽CDやDVDの販売が激減したことが経営悪化の原因とされる。同社は1500万?2000万ユーロに相当するシャンゼリゼ店の営業権を売却して再建費用に充て、買収先を探す。同社は2001年に創始者のリチャード・ブランソン氏からラガルデールグループが買収。その後、株式の74%を投資会社バトラー・キャピタル社が保有していた。