1970年代以降のオーストラリア先住民の絵画200点以上とオブジェ70点を展示する大展覧会。ルーツは5万年以上前にさかのぼるという先住民のアート。1971年に中央部のパプンヤに赴任した絵画教師ジェフリー・バードンの励ましをきっかけに、アーティストたちのパプンヤ・テュラ共同体が生まれ、オーストラリア全土に影響を及ぼす大きな芸術運動となった。神話の中の存在(人、動物、自然現象、場所など)が現在と並行して存在していて、今も先住民の心身を司っているという「ドリーミング」の概念が表現されている。最後の部屋の壁一面の大作は圧巻。
1/20迄(月休)。
Musée du Quai Branly : 37 quai Branly 7e