10月12日と13日、パリ13区のヨーロッパエコロジー=緑の党(EELV)所属フロランス・ランブラン助役を含む17人が組織的資金洗浄疑惑で取り調べを受け、うち6人が勾留された。容疑者の自宅などから現金計数百万ユーロ、貴金属が押収された。この資金洗浄網はモロッコ、スペイン、パリを舞台に8トン以上の大麻の売買で4000万ユーロの利益を上げたとされる。自宅で現金35万ユーロを押収された同助役は、スイスの銀行口座にあったそのお金を遺産として受け取り、最近、ある人に頼んでフランスに移動した。その人が資金洗浄にからんでいたが、助役は関与していないと説明している。助役は取り調べ後、税申告をして3万1000ユーロの追徴税を支払った。助役は辞職し、EELV内の職も退いた。