10月6日、ストラスブール、カンヌ、パリ郊外トルシーでテロリスト容疑者の一斉検挙があり、10人が逮捕され、1人が警察と撃ち合いになって死亡した。この一斉検挙は原理主義的イスラームに改宗した、ジハード思想を持つ者を標的にしたもの。ストラスブールで検挙中に死亡したジェレミー・ルイ=シドネ容疑者(33)は9月19日にパリ郊外サルセルのユダヤ食料品店に投げ込まれた手榴弾に指紋を残していた男性とみられている。また、一斉検挙の際に押収された文書にはイスラエル系団体のリストがあり、ユダヤ人が標的にされていた可能性が高いという。オランド大統領は「国はあらゆる形のテロからフランス人を保護する決意だ」との声明を出した。