5月8日、イタリアの大型客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故によるフランス人被害者235人が1人あたり9000ユーロの賠償金を4日に受け取ったことが明らかになった。この事故は、1月13日にイタリア・ジリオ島近くで同客船(乗客3200人、乗員1029人)が座礁して船体が横倒しになり、フランス人6人を含む死者32人を出した。生還した仏人乗客456人のうち180人が刑事・民事訴訟を放棄する条件付きで11,000ユーロの賠償金をすでに受け取っており、約40人が米国や独自で訴訟に参加することを決め、残りの235人が加盟する被害者団体と船主の間で4月に合意が成った。この合意は訴訟の放棄を含めない。