パリ軽罪裁判所は5月4日、仏アルジェリア二重国籍の物理学者、アドレーヌ・イシャール被告(35)をテロ行為の準備をほう助したとして禁固4年の有罪判決を下した。被告は欧州原子核研究機構(CERN)に出向していた素粒子物理学者で、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)の幹部とされる「ムスタファ・デブシ」と名乗る人物と35件の電子メールを交換し、フランスでのテロの目標施設を提案していたとみなされている。被告は、その時期は精神的に混乱しており、「誤ちを認めて謝罪した」としており、警察の強引な取り調べのやり方を非難した。被告は控訴する予定。
物理学者、テロ準備ほう助罪で禁固4年
パリ軽罪裁判所は5月4日、仏アルジェリア二重国籍の物理学者、アドレーヌ・イシャール被告(35)をテロ行為の準備をほう助したとして禁固4年の有罪判決を下した。被告は欧州原子核研究機構(CERN)に出向していた素粒子物理学者で、イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)の幹部とされる「ムスタファ・デブシ」と名乗る人物と35件の電子メールを交換し、フランスでのテロの目標施設を提案していたとみなされている。被告は、その時期は精神的に混乱しており、「誤ちを認めて謝罪した」としており、警察の強引な取り調べのやり方を非難した。被告は控訴する予定。