両親とも音楽家の家に生まれ、11歳でオーケストラでヴァイオリンを弾いたパウル・クレーは、一生音楽から離れることはなかった。会場は年代順に構成され、楽譜やコンサートカタログの前で、クレーが弾いていたり聞いていた曲が聴けるようになっている。Cité de la Musiqueならではの野心的な展覧会。音楽を絵で表現しようとした「赤いフーガ」は、クレーにおける音楽と造形美術の関係が端的に分かる作品だ。1/15迄(月休)。
Cité de la Musique : 221 av. Jean Jaurès 19e