クールブヴォワ市の後見判事は10月17日、ロレアル大株主リリアーヌ・ベタンクールさん(88)を法定後見のもとにおくと決定した。また、リリアーヌさんの財産管理などを将来パスカル・ヴィレルム弁護士が行うとした「将来的保護委任状」を取り消した。アルツハイマー病の進行により、リリアーヌさんの認識機能が自分の利益を守ることができる状態ではないとの診断証明書がこの決定の根拠となった。後見人の指名は行われていないが、判事はリリアーヌさんの娘フランソワーズ・メイエールさんとの母子係争があったことから、孫のジャン=ヴィクトール・メイエールさんの任命がふさわしいとした。この決定にリリアーヌさんの弁護士は控訴する意向。