
Van Gogh influenceur, Héritage en mouvement
ゴッホが最晩年を過ごしたオヴェール・シュル・オワーズにあるお城の美術館で、ゴッホが他の美術家から受けた影響とゴッホが他の美術家に与えた影響について、幅広い考察を行う展覧会を開催している。ゴッホ研究で世界的に有名なヴーテル・ファン・デル・ヴェーン氏がコミッショナーを務めた。
展示はゴッホが影響を受けた作品や、影響を受け合った同時代の画家の作品から始まる。当時の画家が皆持っていたという、ジャン=フランソワ・ミレーの版画をゴッホも持っており、模写して制作に活用した。同時期にオヴェールに滞在し、ゴッホが描いた教会を同じアングルから描いたレオニード・ブルジュの作品は写実的だ。比べてみて、ゴッホの抜きん出た独自性が改めて実感できる。
その他の同時代の作家では、クロード・モネやポール・シニャックの作品が出ている。ゴッホ以外は全て本物だ。ゴッホとして展示されているものは、アムステルダムのゴッホ美術館と富士フィルムが共同開発した複製画である。
ゴッホを愛してやまなかったデイヴィッド・ホックニーは、ひまわりの代わりに黄色いチューリップを、そして畑に続く森の端をiPadで描いた。自画像、ひまわりなど、ゴッホが描いたモチーフを借りて描いた現代画家たちの作品も並ぶ。終わりに近い展示室では、ゴッホ・マニアと呼べそうな、ゴッホの絵の影響がドレスやバッグまで及んだ例を見せている。
展覧会は、ゴッホが木の根の絵を描いた場所からインスピレーションを得て、現代作家たちが制作した作品で終わっている。ファン・デル・ヴェーン氏が近年発見したことで話題になった、現存する場所だ。(羽)
2027年1/3まで。

Château d'Auvers
Adresse : rue François Mitterand , 95430 Auvers-sur-Oise , Franceアクセス : パリから列車で1時間強。Gard du NordからTransilien H 線のPersan-Beaumont行きに乗り、終点でPontoise行きに乗り換えてAuvers-sur-Oise下車。駅から徒歩12分 /または/ Pontoise行きのRER、C線に乗り、Saint-Ouen-l'AumôneでH線のCreil行きに乗り換えてAuvers-sur-Oise下車。無料公共駐車場:chemin des Berthelées
火〜日 10h-18h 17hまでに入館 月休 12€/7€。chemin des Berthelées 無料公共駐車場の住所
