
今年もル・マン24時間耐久レースの時期がやってきた。第94回目となるレースは、6/13(土)15時にスタートする。5月28日には、サーキットに併設されたモーター・スポーツ専門のミュージアムが「M24」としてリニューアルオープンしたばかりだ。
モータースポーツのスピード感を象徴するような曲線美が目を引く外観。8600㎡の館内には、ACO(仏西部自動車クラブ)所蔵の車両と、ル・マン24時間耐久レースと深い関わりのある高級時計ブランドの創始者、リシャール・ミル氏の個人コレクションが、順次入れ替え展示される。
展示中の車両の中には、1991年、日本メーカーとして史上初めてル・マンを制したマツダ787Bのレプリカ、そして、新型コロナウイルスの影響で、無観客という異例の状況で行われた2020年大会を制したトヨタTS050Hybridの優勝車(レース中の汚れが車体についたままで生々しい)も見える。19世紀後半に初の蒸気自動車を制作したことで有名な、ル・マン出身のアメデ・ボレが制作した自動車も展示されていて、歴史を肌で感じることができる。
館長のファブリス・ブリゴー氏が、展示されているすべての車両は「4輪の芸術作品」だと力説するように、あらゆるフォルムの車体を前にして、メーカーの歴史、エンジニアやドライバーらの情熱が凝縮された大作だと実感する。

後ろに見えるのは館長のブリゴー氏。
14m×4mの超巨大スクリーンでは、24時間のレースが追体験できる。安全上の理由で1970年に廃止された「ル・マン式スタート」(スタートの合図で、ドライバーたちがコース反対側から車へと一斉に駆け込む伝説のシーン)、真夜中のレース風景、観客の熱狂など、迫力ある映像が続く。
貴重なアーカイブ写真をテクノロジーで映像化したコーナー、歴代ドライバーの紹介や愛用品の展示など、レースの歴史をあらゆる角度から掘り下げる。4700台近くが勢揃いするミニカーコーナーも圧巻。優勝車が年代順に並んでいて、「自分の生まれ年に優勝した車はどれかな?」と、世代を問わず楽しめる。
その他、特別展示コーナーやワークショップスペースもあり、子ども向けのアトリエも開催予定。ミュージアムショップは、24hのロゴが付いた公式グッズが充実している。(た)

© CLIK.production – ACO

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M24 – Musée du Sport Automobile
Adresse : 9 Place Luigi Chinetti, 72100 Le Mans , FranceTEL : 02.4372.7224
アクセス : 【パリからの行き方】パリのSNCFモンパルナス駅からLe MansまではTGVで50分。そこからTram1でAntarès - Stade Marie Marvingt 下車)。
URL : https://www.m24-musee.com
毎日10h‐19h 入場料:20/15/12€/6歳未満無料、家族58€ (サー キット見学もするなら24/18/14€、72€)。
