フランス民間航空総局(DGAC)と管制官労組 (SNCTA)間の交渉成立で労組は、予告されていたストを取り止め。とはいえ、航空会社には、すでにキャンセルになった便を運行させるための時間がなく、結局、全国的に欠航が多いまま。オルリーで4分の3、ド・ゴール空港でも55%の便がキャンセルのままだそう。5月9日−11日のストも取り止めに。
★4月23日の記事
4月25日(木)は航空管制官のストでフライトの欠航や遅れが生じそうだ。それに加え、今日になって5月9、10、11日も管制官労組がスト予告を出したことが報じられた。9日(木)は祝日(戦勝記念日)で、金曜日を休暇にして長い週末を過ごす人々の足に影響が出そうだ。
ストは、航空サービス改革に関して、フランス民間航空総局(DGAC)と管制官労組 (SNCTA)が15ヵ月間にわたる交渉で合意が得られていないことが理由とされる。ル・モンド紙によれば、DGACは、2028年から35年の間にフランスの管制塔の4分の1を閉鎖することを見込んでいるが、それが20〜30の地方の空港の閉鎖につながるという。また、管制官の給与が他の欧州の国に比べて低いため賃金引き上げも求めているという。
7月末のパリ五輪スタートまで94日だ。