パリ五輪の聖火リレーのルートが発表された。来年4月にギリシャのオリンピアから出発する聖火は、68日間フランス国内でリレーされ、7月26日の開会式に合わせてパリに到着する。
5月8日にマルセイユに到着したのち、フランス本土の都市はもちろん海外県・海外領土400都市を通過。モン・サン・ミシェルやヴェルサイユ宮殿などの観光名所もルートに入れ「フランスの歴史と特性に光を当てる」リレーを盛り上げる。
聖火ランナーには選ばれた一般市民11000人と、2012年ロンドン五輪50m自由形金メダリストのフローラン・マナドゥ、2020年東京パラ五輪走り幅跳び(機能障害の部)銀メダリストのディミトリー・パバデら、4人のオリンピアンも聖火リレーに参加予定。
アテネからマルセイユへ聖火を運ぶ船はル・ベレム(Le Belem)という帆船で、フランス海軍の至宝だという。19世紀末に造船された荘厳なこの船が(造られた当時はブラジルからカカオを運ぶためのものだったそう)、パリ五輪の文字通り火付け役となる。開会式の前からすでにショーが始まっていると言っても過言でない。
Club Paris 2024に登録し、条件を満たしていれば6月30日まで聖火ランナーとして立候補することが可能。詳細はこちらから。また、パラリンピックの聖火リレーは8月に開催予定。(赤)
主な通過主要都市
5月8日:マルセイユ
5月13日:モンぺリエ
5月14日:コルシカ島
5月17日:トゥールーズ
5月23日:ボルドー
5月31日:モン・サン・ミシェル
6月1日:レンヌ
6月7日:海外領土に出発
6月18日:ニース
6月26日:ストラスブール
7月2日:リール
7月12日:ディジョン
7月14、15日:パリ
7月23日:ヴェルサイユ
7月26日:パリで開会式