Zsuzsanna Varkonyi “A place called love”
コンサート欄、なにをとり上げようかなといろいろさがしていたら、なつかしい名前「ジュジャンナ・ヴァルコンニ」!ジュジャンナはハンガリー生まれで、20年ほど前になるが、3区のオ・メール通りにあった小さなカフェで歌っていた。色あざやかな長いスカートをはきアコーデオンをひきながら歌う、母親やジプシーから教わったという子守歌や民謡の数々…。
「娼婦にも相手にされない中年男の歌なんです」とユーモアをまじえて語ってくれたりするのだが、そんな歌はおかしくどこか悲しい。イディッシュ語による子守歌*にも、ジュジャンナならではのよさがあって、すっかり気に入ってしまい、何度か聴きに出かけたり、エスパス・ジャポンで歌ってもらったりしたものだ。その後は歌手として俳優として世界各地を回り、大きく花開いた。
今回は2月にリリースされるアルバム『A place called love』を記念してのコンサート。プロモーションビデオ**をみてみると、その歌声は、相変わらず澄んでいるものの、その底には彼女ならではの切なさが流れている。バックのミュージシャンたちも、ツボを心得た演奏でジュジャンナをひき立てる。(真)
2月7日(火)。開場20h、開演20h30。18€ (前売り15€)
Studio de l'Ermitage
Adresse : 8 rue de l'Ermitage, 75020 Paris , FranceTEL : 01.4462.0286
アクセス : M°Gambetta/Pyrénées
URL : http://www.studio-ermitage.com