新型コロナウイルス緊急事態を終了させる法案が国会で26日に最終成立し、さまざまな規制が8月1日から撤廃された。
衛生パス、マスク着用義務、隔離、夜間外出禁止などの各種規制はなくなり、外国(仏海外領土含む)からの仏入国に際して衛生パス(ワクチン接種または快復証明)、検査陰性証明の提示は求められなくなった。ただし、今後、危険な変異種が流行した場合には、政府は23年1月末まで、陰性証明などを求める措置をとることができる。一方で、HASの勧告により、ワクチンを接種していない医療関係者の復職は当面は行われない。
また、マスクについては、病院、医療福祉施設、薬局、検査機関などが個別に着用を求めることは可能だ。多くの公立病院はマスク着用を義務付けている。ブロン保健相は28日、マスク着用は当面は「強く推奨される」とあらためて発言した。なお、コロナ検査の結果を集中管理するSIDEPシステムは来年6月末まで継続される。(し)