凱旋門を包むアート・プロジェクト「 L’Arc de triomphe, Wrapped 」の準備が始まった。「包むアーティスト」として有名なクリスト(1935-2020)が妻ジャンヌ=クロード(1935-2009)とふたり、60年代前半から温めてきた往年のプロジェクトだ。しかしクリストは実現を前に、昨年5月ニューヨークで亡くなったため、彼らなしでの実現となる。
青みがかったシルバーの布を25000㎡、3000mのロープで包む。ふたりは1962年から、公共の場に一時的な作品を作ってきた。クリストと妻がポン・ヌフの橋を包んだのは1985年のこと。
包まれた凱旋門は、9月18日~10月3日まで見られる予定。
凱旋門は通常どおりアクセスできる。サイトで予約開始。
ポンピドゥ・センターでの回顧展「Christo et Jeanne-Claude “Paris!”」 の記事もあわせてご覧ください。