パリ・オペラ座で6月10日、パク・セウンさんがエトワールに任命された。バスチーユ・オペラ劇場で『ロミオとジュリエット』の公演後、オペラ座総監督アレクサンダー・ネーフ=が舞台上で発表した。韓国人でエトワールに任命されたのはパクさんが初めて。
この晩は『ロミオとジュリエット』の開幕公演で、パクさんにとっても初のジュリエット役。ロミオ役は、昨年12月に同じくエトワールに任命されたポール・マルクさん。
パクさんはソウル生まれで、韓国国立バレエ学校に10歳で入学。2007年にはローザンヌのバレエ・コンクールでグランプリ、2010年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞、2018年ブノア賞最高女性ダンサー賞など、数々のコンクールで受賞。
ニューヨークのアメリカン・ダンス・シアター、2009年に韓国国立バレエ団などを経て2011年にパリ・オペラ座バレエ団に1年間の契約で入団。翌年に正式メンバーとなり、2012年には「コリフェ」、2013年に「シュジェ」、2016年に「プルミエール・ダンスーズ」に昇格し、この6月、パリ・オペラ座バレエ団の5つの階級のうち最高位となる「エトワール」に任命された。
パクさんとマルクさんふたりが演じる『ロミオとジュリエット』公演は、16日、19日、23日と公演が予定されている。