4月6日朝、セーヌ・サン・ドニ県でフランス最大のワクチン接種施設がオープンした。大スタジアム「スタッド・ド・フランス」を使った接種場は、パリ首都圏(イル・ド・フランス地域圏)の住民で条件*に該当する者が接種を受けられる。同スタジアムがあるパリの北に位置するセーヌ・サン・ドニ県は、全国でも最も感染率が高いため、全予約の半分は同県民に優先的に割り当てられる。この接種センターでは一週間に1万人接種のペースを目指す。
4月5日までに、フランス全国で930万人が第一回の接種を受けた。フランスの人口6千7百万人の、約7分の1に相当するが、2回受けたのは300万人で、全人口の5%にとどまっている。
* 現在フランスで接種を受けられるのは、以下の条件の該当者。
・70歳以上の人。
・年齢に関係なく、化学療法、透析、臓器移植などを受けている人。
・高齢者介護施設、長期に渡る治療施設に入院している人。
・50〜69歳の糖尿病、重度のぜんそく、肺線維症などの併存疾病をもつ人。
・年齢に関係なく身体不自由で施設に入居している人。
・移民労働者宿泊施設に入居している60歳以上の人。
・保健、医療関係施設で働く人。
▶︎ 予約は以下サイト、または電話で。
Doctolib.fr
01.43.93.78.77), six jours sur sept, de 9 heures à 18h30
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