3月18日の会見で、カステックス首相はパリを含む16県*(画像リスト)で、3月20日(土)から少なくとも4週間の外出規制 confinement を敷くことを明らかにした。
・日中は外出申請書を携行すれば、10km圏内なら時間制限なく外出可。
・これら16県の住民には、地域圏外への移動を特別な理由がない限り禁止する。
・フランス全国で(confinement16県も)夜間外出禁止が19h〜06hに。
・必要不可欠なもの以外の商店は閉店(書店は必要不可欠に)。
・学校は通常通り。高校は生徒数を半分に。
・企業は社員のテレワークを最低5日間のうち4日間行う。
「confinement」だが、1回目、2回目の外出規制とは少々異なる。屋外を散歩する時よりも、閉ざされた空間での飲食、会話時などに感染する例が多いことから、外出特例証明書があれば、時間の制限なく外出ができるようになった。
3月18日、フランスのコロナ新規感染者は3万5千人に達した(17日は約3万)。そのうち4分の3が英国発の変異種となっている。
またフランスは、アストラゼネカ製のワクチンを一時、使用を停止していたが、欧州医薬品局が「安全で有効」との見解を示したため、19日午後から接種を再開する。