〜フランスで揃えやすい食材でつくる和食レシピー〈ふつわ〉。今回は、ニジマスの塩焼きです〜
外出時間制限で買い物もままならないこの頃、冷凍食品に頼る回数が増えてくる。冷凍チェーン店ピカールの、〈Filets de truite arc-en-ciel ノルマンディー産ニジマスのおろし身〉はめっけもので、これの塩焼きはわが家の定番になりつつある。電子レンジを使わずにゆっくり解凍してから下準備すると、驚くようなうまさ。そのうえ、キロ17ユーロという価格もうれしい。
解凍したら、キッチンペーパーで、ちょっとぬるぬるする皮の側もふくめて水気をしっかりとぬぐう。両面に軽く塩をし、皿の上に広げた巻きすにのせ、冷蔵庫に入れ、少なくとも丸一日待って、身がしまるのを待つのがコツといえばコツ。
テフロン加工のフライパンに薄く油をひいて中強火にかけ、しっかりと熱くなったら、おろし身を、皮の側が下になるように入れる。しっかりと焼き色がついたら、ひっくり返し、火を止める。もう片側にも薄く焼き色がついたら、即座に盛りつける。
パリッとした皮のうまさ、身は柔らかく、ニジマスならではの味わい! 大根おろしには、最近見かけるようになった少々辛みのある青大根を使ってみた。おろしショウガも忘れずに添える。(真)