3月7日、大統領府にてカステックス内閣の新しい顔ぶれが発表された。ドリアン外相、ブランケール教育相、ルメール経済金融相、 ヴェラン保健相、パルリー軍事省、ヴィダル高等教育相らは同じポストを続投する。
注目の抜擢は、スター弁護士エリック・デュポン=モレッティ氏。トゥールーズのユダヤ人小学校を2012年に襲撃したテロリストや、経済相を勤めながらスイスに隠し口座を持っていたジェローム・カユザックなど、社会の「憎まれ者」の弁護でも有名だ。トーク番組にも頻繁に登場し、力強い弁舌でディベートの相手を圧倒する。劇場で弁護ワンマンショー公演などもするが席を取るのが難しい、常に脚光を浴びる弁護士だ。
もうひとりの「有名人」は、シラク政権でエコロジー相、サルコジ政権で保健相などを務め、コロナ禍で再注目されていたエロズリーヌ・バシュロ氏。文化相に登用された。
ほかボルヌ環境相は労働相に。EELV(エコロジー)党からいち早くマクロン大統領側に鞍替えしたバルバラ・ポンピリが環境相に。ジェラール・ダルマナン氏は予算担当相から内相に。ドノルマンディー住宅担当相が農相就任など。カスタネール内相、ベルベ法相、ギヨーム農相、ペニコー労相、ンディヤエ報道官らが内閣から姿を消した。
17人の女性大臣と15人の男性大臣の、女性が上回る組閣となった。初閣僚会議は明日8日、15時に開かれる。