フィリップ首相はきょう3月27日の閣僚会議後の会見で、3月17日から始まった外出規制を、4月15日(水)まで延長することを明らかにした。
「感染の波は、まだ始まりに過ぎない。感染の波を抑え、病院が、新型コロナウイルスの重症者が多く運び込まれる事態に対処できるよう」2週間延長する。政府にアドバイスをする科学者会議は、外出規制期間は少なくとも6週間必要との見方をしているが、首相は状況をみつつ必要な場合のみ更に延長するとした。外出規制の決まり、罰則などは現在のものと同じ。
(外出時はこちらの証明書をお持ちください。)
フランスで確認された感染者は29155人、死者1696人(フランス公衆衛生局の集計。3月26日14h)。外出規制が敷かれてから10日間が経過したが、フランス東部では病院が救急患者を収容しきれなくなり、鉄道、ヘリ、飛行機などで他地方の病院への搬送をするなどの事態となり、パリを含むイル・ド・フランス地域圏と、北部にもその波が訪れる可能性があるといわれている。