半年ぶりに幕が上がる。

半年ぶりに幕が上がる。
オペラ・ガルニエは今月26日からバッハのコンサートでシーズン明けとなる。

 真紅の緞帳(どんちょう)、ビロードの座席、劇場内のざわめき。おめかしした人たちを眺めながら、心待ちにしてきたスペタクルの開始を待つ。室内が暗くなって幕が上がる瞬間は、胸の高鳴りが最高潮に達する。

9月は演劇シーズン開幕の時期。今月は第1週から月末まで、次々と劇場が自慢の公演を掲げて再開する。お気に入りの劇場のプログラムを見比べながら、あれも観たい、これも観たい…どれを予約しようかと、悩ましい日々を送っている人も多いことだろう。

今年はコロナウイルスのせいで、様々な舞台公演が3月で打ち切りになり、演劇や音楽などのフェスティバルもキャンセルになった。スペクタクルが「お預け」になって半年になる。この秋、劇場は座席のカテゴリー分けを廃して一律料金にしたり、チケット変更を容易にしたり、座席数を少なくするなど、フレキシブルな対応で新シーズンに臨む。

あるオペラの演出家は、歌手の密な接触を避けるためキスシーンをビデオ映写にしたと語っていた。演出にも及ぶコロナ対策。この感染症が、なおのこと憎々しい。(集)


 

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