日仏クラゲ協定。

couv エッフェル塔を望むトロカデロ公園。セルフィー撮影に夢中な観光客の足の下には、1万匹の魚が泳ぐ。「シネアクア」は、1878年のパリ万国博覧会に合わせ開館された水族館が母体。現在は映画も見られるユニークな老舗水族館として、パリっ子に親しまれている。

この2月には館内の一角にクラゲを集めた「メデュザリウム(クラゲ館)」がオープン。蒼い水槽で優雅に漂うクラゲが、現在5種類鑑賞できる。また繁殖用の研究室には赤ちゃんクラゲが多数控えるが、無事に成長すれば展示室でも出会えるだろう。

舞台裏には日本との深い関係がある。山形県鶴岡市の加茂水族館は、展示種類が50種類以上を誇る世界屈指のクラゲ専門の水族館だ。シネアクアから研修生を受け入れ、繁殖技術も指導した。6月2日には加茂水族館の奥泉和也館長がシネアクアに来館し、種や情報の交換を促進させる協定を結んだ。「おそらく世界初のクラゲ協定。フランスはアートの国、私たちも感性あふれる展示方法を吸収したい」と喜びを語った。クラゲは世界に1500種おり、その生態はまだ解明されていないことも多い。両館が手を結ぶことで、研究の前進にも期待がかかる。(瑞)


 

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