観に行こう! 印象派展。
印象派の絵画展や、 「印象派」をテーマにした写真展、音楽、ダンスなど、多岐にわたる芸術分野のイベントが夏じゅう楽しめる、3年に一度の《ノルマンディー印象派フェスティバル》。80万人が訪れる一大フェスティバルから、OVNIおすすめ展覧会を紹介。
●︎Rouen
印象派の描いた生活の情景
Scènes de la vie impressionniste
印象派の画家たちはフランスの社会が大きく変化していることを認識し、かつての神話や宗教・歴史などの題材ではなく、新しい社会習慣や、生活の情景なども多く描いた。この展示では、当時、新しい社交の場となった劇場やカフェ、家族の姿、画家たちがお互いを描いた肖像画などを集めた。モネが1872年に作品を展示したこともあるルーアン美術館は、屈指の印象派コレクションを有する。今回はモネの作品でも一番古い、学習ノートに描かれた風刺画も見られる。(9/26まで)
Musée des beaux-arts de Rouen :
Esplanade Marcel Duchamp 76000 Rouen
http://mbarouen.fr/fr 02.3571. 2840
10h-18h。火曜、 5/1、 5/8、7/14、 8/15休。11/8€。
【パリからの行き方】Saint Lazare駅からRouen Rive droite駅。バスF2、5、11、13、20で、Beaux-Arts, rue Jean Lecanuet 下車。
●︎Giverny
画家・園芸家、カイユボット
Caillebotte, peintre et jardinier
「パリ大改造」の真っ只なかで育ったギュスターヴ・カイユボット (1848-94)は、変貌するパリの風景や人を描きつつ、パリ郊外の邸宅の庭園などを早くから描いていた。裕福な家庭に生まれ、印象派のパトロン的存在でもあった彼は、1881年パリ近郊ジュヌヴィリエに土地を買い、83年ジヴェルニーに移住したモネと園芸の情熱を分かち合いながら、作品においても影響を受けてゆく。庭がテーマの約80点を集めたこの展覧会では、10年ほど前に発見された、マーガレットがモチーフの未完作品も初公開。(7/3まで)
Musée des impressionnismes :
99 rue Claude Monet 27620 Giverny
02.3251.9465 www.mdig.fr
7/3まで無休。10h-18h。7/4.5/3€。第1日曜は個人見学者無料。
【パリからの行き方】Saint Lazare駅からVernon-Giverny駅。駅からNavette Vernon-Givernyと書かれたバスが巡回。モネの家と庭まで徒歩2分。