ルーヴル美術館内にあるオーディトリウムは、室内楽を聴くのにちょうどいい規模の小ホールで、それにふさわしいプログラムを組んでいる。今月前半に聴き逃せないコンサートがふたつ。
9日20h (35€)は、米国の若い音楽家2人、ヴァイオリン奏者のベンジャミン・ベイルマンとピアニストのアンドリュー・タイソンが登場。ベイルマンは最近出したプロコフィエフのソナタ集で大いに話題になった。今回は、2人でモーツァルトのヴァイオリンソナタを4曲演奏する。哀愁に満ちたホ短調のソナタK304、風格のあるK526が楽しみだ。
11日19h15(15€)は、優れたクラリネット奏者のヨルグ・ヴィットマン、ヴィオラの一人者、タベア・ツィンマーマン、バルトーク弾きとして知られているピアニスト、デーネシュ・ヴァーリョンのトリオで、モーツァルトのクラリネット三重奏曲、シューマンの『おとぎ話』、作曲家でもあるヴィットマンのこれがパリ初演の『Es war einmal…』。(真)
Auditorium du Louvre :
Musée du Louvre 1er
M°Palais Royal-Musée du Louvre 01.4020.5500
www.louvre.fr/musiques